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摩利支天尊・行人堂跡地

摩利支天は神通力を持ち、実体のない陽炎を神格化した女神といわれています。

平安時代に日本に伝わると護身、隠身、得財、開運のご利益があるとされました。

陽炎は捕らえることも傷つけることもできない。ということから戦国時代には武将に人気がでました。毛利家や前田家の大名・そして武田信玄公の重臣の一人山本勘助などの戦国武将も信仰しています。

現在では開運・勝利の仏様として信仰されています。

ご利益は
人・獣・悪霊から身を守ることができると言われ、また、盗難、水難、火難を避けることができるとも言われています。隠された宝を見つけるとされたことから、財を得るご利益もあるとされています。

猪を眷属としていることから亥年生まれの人の守り本尊にもなってます。

行人堂は全国から禊に訪れた、行者や修験者の宿坊の様な役目をはたしていたと言われ、断食行や木食戒などの修行も滝行と併せて行っていた様です。明治時代に老朽化に伴い取り壊して以来再建されていませんが、北は函館・南は熊本にいたるまで、たくさんの人々が全国から徒歩で滝行を求めて不動滝・権現滝に禊に訪れていた往時の栄華が偲ばれます。

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