奥之院
滝行
滝行
国指定名勝・米子瀑布群
根子岳と四阿山(あづまやさん)をそれぞれの源流に、静寂な谷あいに轟音をたてて流れ落ちる当寺の御神体でもある不動瀧(89m:写真右)と権現瀧(82m:写真左)。不動瀧、権現瀧の二瀧の総称を「米子瀑布群」と言います。権現瀧が轟音とともに豪快に落ちる男性的なイメージに対し、不動瀧は柔らかなシルクの布を扇状に広げて幾重にも落としたような霧状の瀧です。瀧のしぶきが舞い上がる様は昇龍のごとく、あるいは天女の羽衣にも見え、大自然の驚異の世界を目の当たりにできます。古来より不動瀧は別名「白龍の瀧」、権現瀧は別名「黒龍の瀧」、二つを総称して「双龍の瀧」と呼ばれています。修験者のあいだでは、不動瀧は単独で「大瀧」とも呼ばれています。
米子瀑布群は不動寺開山の地であり、国指定名勝・日本の滝百選でもあります。
開山地・奥之院本堂
両瀧の間に建立されている江戸中期再建の奥之院本堂(とび地境内)は千葉成田の不動尊、新潟菅谷の不動尊と並び日本三大不動尊の一つです。古くから全国に知られた不動尊信仰はもちろん、古来より白山信仰、熊野信仰の山岳修験道の聖地です。
当寺では「御瀧」自体を御神体として崇めております。
「不動瀧」・・・不動とは不動明王そのもののことです。
「権現瀧」・・・権現とは仏、菩薩が衆生救済のために神として、この世に化現することです。
不動瀧は古くから修験者の「みそぎの場」として知られ、夏には瀧に打たれる白衣の行者の姿も見られます。不動寺開山の地であり、心身を鍛える山岳修行の地です。
※瀧行(禊)を行う際は必ず当寺住職の許可を得て
行ってください。
※瀧行(禊)をされる方は里堂・本坊に志納金を
お納めください。
※瀧行(禊)についてのご注意
持病のある方は必ず医師にご相談ください。
体調の悪いかたは絶対に無理をせず、ご静養ください。
滝行における事故については当寺は一切責任を負いません
ので、ご自身の責任のもとに行ってください。